ほぼすべての長距離自転車旅人が使用しているといえる旅の必需品、ガソリンストーブ。

食料を頻繁に調達できない砂漠や山奥などの僻地や、日本やヨーロッパのような外食がお高い国では、道中での自炊が必然となってきます。しかしガソリンストーブの価格は決して安くはないので、初め購入すべきか躊躇される方も多いかと思いますが、長い目で見ると確実に節約に繋がり、そして何より旅をより自由にしてくれるアイテムだと言えます。

 

このブログでは、ガソリンストーブに使用する燃料とメンテナンスについて、私たちの体験談を交えながらまとめてみました。また、MSRの主な3種類のストーブ、ドラゴンフライ、XGK EX、ウィスパーライトについても、ストーブを選ぶ際に合わせて読んでみてください!

 

 

Fuel / 燃料

結局、どの燃料がガソリンストーブに一番いいの?という議題に対して、ネット上には様々な意見があります。

ストーブに使える燃料は、ホワイトガソリン、車に使うレギュラーガソリン、ケロシン(灯油)、ディーゼル(軽油)と色々あり、どの燃料を使うのがベストかはじめ迷うところです。

 

この中でもっとも純度が高く、環境への負担が低いホワイトガソリンは、添加物が加えられていないためストーブにダメージを与えず、長持ちさせるにはベストの燃料だと言えます。ですが値段はレギュラーガソリンの3〜5倍とお高く、日本ではアウトドア用品店や一部ガソリンスタンドでしか購入できず、また先進国以外の国では入手がほぼ不可能なので、長期や海外での利用にはあまり現実的ではありません。

 

それに比べ、レギュラーガソリンは世界のどこでも手に入ります。石油大国では1リットル約30円と激安なので、ガソリンスタンドで1リットルだけ給油をお願いすると、お金は要らないよと気前よく言ってもらえることが多々ありました。
しかしレギュラーガソリンを使用すると、ポンプシールやOリングが劣化するという意見もありますが、実際私たちが年間約300〜400回使用したなかで、ポンプシールを取り替えたのはたった1、2回で、その他の部品に関しては二年間取り替える必要がありませんでした。また、MSRガソリンストーブにはメンテナンスキットが別売りされているので、常備しておくとさらに心配がないでしょう。

 

ストーブの使い始めは様々な燃料を試し、どれが一番いいのか試行錯誤しましたが、今は最終的にレギュラーガソリンに落ち着いています。ガソリンの質が低い国や地域で掃除を頻繁に行うことを心がければ、レギュラーガソリンで長年ガソリンストーブを愛用することが十分可能です。

 

Maintenance / メンテナンス

長くストーブを使っていると遅かれ早かれ、ガソリンストーブのメンテナンスをする日が必ずやってきます。
個人的には、サイクリングのあと疲労と空腹のなかストーブの故障に直面したときのことのダメージを考え、掃除 /メンテナンスは普段から定期的にしておこうと心がけています。

 

日本のガソリンは混ざりものが少なく純度が高いので、毎日使用しても1ヶ月に1.2回のメンテナンスで十分です。
ですが国や地域によって話は違ってきます。
例えばアフリカのタンザニアでドラゴンフライを使用していたときは、毎日ノズルの掃除をしなければちゃんと作動せず、
日によってはなんと毎食前後のメンテナンスを余儀なくされていました。。

 

初めタンザニアでストーブの着火に不具合が生じたとき、私たちの掃除のしかたやメンテナンス方法が間違っているんじゃないかと色々調べたのですが、今ならそれは質の低いガソリンのせいだったのだと断言できます。そのため、メンテナンスの必要頻度はガソリンの種類、質によって大きく変わってきます。

 

メンテナンスは慣れれば5分もあればできる簡単な作業です。MSRのウェブサイト上にはそれぞれのストーブのメンテナンス動画がアップされているので、それをダウンロードして保存しておくと、インターネットが繋がらない地域でもどこでも見ることができるので、とっても便利です!

液体燃料 vs ガスカートリッジ

小型のアウトドアストーブには大きく分けて2種類、ガソリンストーブとガスカートリッジストーブがあります。

手が汚れず、メンテナンスも要らないガスカートリッジストーブは、間違いなくガソリンストーブよりも便利で簡単に使用でき、安価でとってもコンパクト。。。と魅力たっぷりのガスカートリッジタイプですが、もちろん用途によってデメリットがあります。

 

まず、ガス缶のなかにどれだけガスが残っているか正確に分からない。
そのため、ストーブ自体は軽量で小型でも、ガス缶の予備をいくつか常備すると結構な重さになります。また、長期で使用していくと、ガスカートリッジ代が嵩み、結局ガソリンストーブと同じほどの費用がかかります。

そして何より、先進国や大都市部以外では、ガス缶を見つけることがほぼ不可能です。

 

しかし日本国内や先進国を旅する人にとって、ガス缶はどこでも比較的手に入り、またガスボンベタイプのストーブ(MSRではありませんが)を持っていればスーパーでもホームセンターでもガスボンベを簡単に購入できます。私たちも、以前国内を旅したときはこのガスボンベタイプのストーブを使用しており、とても便利だったことを今でも覚えています。

 

さぁ、これからの日本の自転車旅。
液体燃料を使うかガスカートリッジを使うか。。
この選択に迫られた私たちは、迷わず液体燃料(ガソリン)タイプのストーブを旅のお供にすることにしました。

 

その一番の理由はズバリ、液体燃料ボトルは使い捨てではないこと。

 

大きなガスカートリッジを購入して、そこから自分で小型ガス缶にガスを補充する方法もあると聞きますが、
旅の道中でガス補給をすることは極めて困難です。

頻繁にストーブを使用する私たちにとって、ガス缶やガスボンベを常に使い捨てするのはちょっと心苦しいものがあり、
ゴミをできるだけ減らして旅をするため、ガソリンストーブで旅をしようと決めました。

 

液体燃料を選ぶか、ガスカートリッジを選ぶか。
それはあなたがどれだけの頻度で、どこで使用するか、また何に重点を置くかがポイントになってくるでしょう。

 

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