サイクリングの歴史がスタートしたときはもうすでにそこに存在していたかのような、日本が誇る自転車製品の重鎮ブランド、CATEYE。誰もが一度は目にしたことがあるであろう、30年前にデザインされたという赤目の猫のロゴは、なぜか私たちの脳裏にもしっかりと焼き付いていた。

今も昔も変わらない信望

会社やブランドは大きくなればなるほど1つの“組織”と捉えられがちで、その会社が今に至るまでのバックグラウンドや、そこで熱意を持って働く個人個人に思いを馳せる機会はあまりなかったりする。

3年半前、南アフリカから日本までの壮大な自転車旅を計画し始めた私とエリオットは、これからの道中で待ち構えているであろう様々な状況に備え、充電式の自転車用セーフィティーライトを手に入れることにした。

 

自転車に関してまったくの初心者+未知識だったにもかかわらず、自転車ライトを想像して一番に思い浮かんだのが、このCATEYEだった。

そして早速CATEYEのウェブサイトを見てみると、なんと本社が地元から近いではないか!

当時日本から遠く離れた南アフリカに住んでいたせいもあって勝手にシンパシーを感じた私は、すぐさまCATEYEへ直接メールを送り、私たちの旅の計画を思いのままに伝えた。

 

ありがたいことに、CATEYEはまだ経歴も何もなかった私たちの旅のサポートを快く承諾してくれ、旅のスタートから現在までの3年間、私たちをいつも支えてきてくれた。

 

そしてついに、「日本に到着したら是非遊びにきてください。」と何度も言っていただいていたCATEYEの大阪の本社へ、自転車に乗って訪ねる日がやってきた。

Japanese Style

雨のなか到着したCATEYE本社は、まさに「日本らしさ」が滲み出ていた。

 

同じユニホームを着用した社員の方々、丁寧なレセプション対応、差し出されたあったかい緑茶。。。

日本ではごく普通の光景なのかもしれないが、4年ぶりに日本に帰ってきた私たちには、その光景がとても新鮮に映った。

 

しかし何より日本らしいと感じたのが、商品の向上に対する貪欲な姿勢だった。

 

CATEYEのマーケティングアプローチは「私たちの商品が一番です!」と誇張するよりも、
「一番安全で使いやすい商品をサイクリストへ。」といった将来へ向けてつねに改善を試みている様子を伺うことができ、その謙虚さが長年世界でトップシェアを維持している秘訣なのかな、と感じた。

 

世界でおなじみのCATEYE

CATEYEは、1946年に津山製作所として創業。当時は自転車のプレス部品を製作していたのだが、プラスチック製のリフレクターを日本で初めて生産したことを機に、自転車ライト、コンピューターと製品の幅を広げ、現在の形に。

 

旅中、世界各地の自転車屋を訪ねたが、ライトやアクセサリーコーナーにはどこの国にも必ず決まってCATEYEの製品が並べられていた。

国内のシェアにとどまらず、全世界に名が知られるようになったのは最近のことではなく、CATEYEの最初の商品であるリフレクターの時代に遡る。

 

自転車にいつもさりげなく付いているリフレクターは、電動式でもないためとてもシンプルな製品のように思っていたのだが、実は各国それぞれで色調、形、サイズなどの細かい規格が異なるようで、その国の規格にぴったり合った商品を生産することで、世界へと名が一気に広まったという。

 

やむを得ない夜間走行、ひときわ緊張が走るトンネル走行、10m先でさえ視界を遮られる濃霧走行など、あらゆるシーンで私たちを守ってくれたフロントライトとセーフティーライト。

そして計画や記録として役立つ、距離や速度を計測してくれるコンピュータ。

 

私たちの旅に、欠かせないアイテムであったことは言うまでもない。

サイクリングが好きだからこそ。。。

以前から連絡を取り合い、今回の訪問では色々なお話を聞かせてくださったマーケティング部の高浦さん。

CATEYEの歴史や商品についてお話をする傍ら、これから日本を自転車で旅するという私たちに対し、グーグルマップを開いて熱心にサイクリングルートやおすすめのスポットを教えてくださる様子から、高浦さん自身がサイクリング好きなこと自然と物語っていた。

 

自転車が好きだからこそ、サイクリングを愛してやまないからこそ、CATEYEの信頼できる商品は出来上がっているのだなと感じれたCATEYE本社訪問。

 

高浦さん、貴重なお時間をとっていただきありがとうございました。

そして今後とも、どうぞよろしくお願いします!

 

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