2014年に南アフリカ共和国へ移住し、その1年後にはアパートの荷物を一式まとめて、

何を思ったか、自宅のドアから自転車を漕ぎ出した私とエリオット。

荷物をぶら下げた重量のある自転車を漕ぐのはその日が初めてで、自宅前の下り坂でハンドルがぐらっぐらに揺れてバランスを崩し、危うく開始10秒でクラッシュしそうになったのをよく覚えています。。。

それが、私たちの3年に及ぶこととなった、自転車旅のはじまりでした。

 

 

4年ぶりの帰国

どの国境を渡るときよりも、一番ドキドキそわそわした日本上陸。

それは長旅のゴールへの達成感、などではなく、
自分の生まれ育った日本がどんな風に自分の目に映るのか、
長らく連絡すら取っていない友人たちとの再会がどんな感じなのか、
また4年間化粧も髪もほったらかしに来てきた自分が日本の清潔感についていけるか(切実)、という緊張感だった。

 

到着して最初の2週間は、とにかくふわふわしていた。

 

周囲の人が、みーーんな「日本語」を話してる!

その日の予定はその日決める生活をしていたので、紙に書いておかないと予定が覚え切らなくなる状況にビビる。

友人たちの人間関係が、ずいぶん変化してる。

周りの迷惑や人の気に触る行動や発言をしないよう、普段以上気を使っている自分に気づく。

最新のテクノロジーと、古いシステムが併存している。

他国では半分働いて半分働いてないような人がうじゃうじゃいたが、日本の人はみんな「ちゃんと」働いている。

 

「色んな国や文化を見てきたけど、やっぱり日本って、かなり特殊だね。」

とエリオットがいい意味も悪い意味も含めて言った。

 

私も自国ながら、心底そう思った。

トークライブと写真展

ありがたいご縁があり、トークライブ+写真展たるものをさせてもらう機会をいただいた。

うれしいことに、来てくださる方のほとんどが初対面ということで、自分たちのこれまでのバックグラウンドから始まり、旅に至った経緯、旅で感じて考えたこと、それを通じて伝えたいこと、、、と自らを振り返ってアウトプットすることは、自分にとってとても意味ある作業だった。

 

日本へ帰ってきてはや1ヶ月。

化粧の仕方も敬語の話し方も思い出し、びっくりするほど急速に順応しつつある自分に対し、
旅中に得た感覚や考えは、忘れることなく常に肝に銘じていたいと改めて感じた。

 

 

Input & Output

トークライブ中、「自転車旅に興味がある、できればやってみたいなと思う方〜?」と質問を投げかけ、
手を挙げてもらった。

 

するとその結果、26人中4人。予想以上に少ない、、、!

 

そういえば、帰国してから会った友人も、私たちが見た世界や経験には興味を示してくれるものの、
“自転車旅” 自体に興味を持ってくれる人はほとんどいなかった。

 

私たちの一番伝えたいメッセージが「自転車旅の素晴らしさ」でないのは確かだけど、やっぱりちょっと寂しいな、
とその時感じたのが正直な気持ちだった。

 

自転車なんて、微塵も興味がなかった

あれ?けどちょっと待って。

今となっては自転車旅クレイジーみたいになってしまった私たちだけど、実際私たちも旅に出るその日まで、
自転車に1ミリの興味もなかったじゃないか。

 

エリオットはロンドンでロードバイク通勤していたけど、私に至ってはママチャリで最寄り駅までの往復をするくらいで、旅出発の2週間前まで変速ギアさえ触ったことがなかった。(!!)

また、私たちが住んでいたケープタウンはサイクリストやマウンテンバイカーにとって天国のような立地で、最高に美しい景観を走り抜けるルートが数え切れないほどあるにも関わらずだ。

 

 

しかしよくよく考えてみると、私とエリオットが自転車でサイクリングのために家をでて、ぐるっと一周どこかを走行し、家へ帰ってくる、というような「サイクリングをメインに楽しむ」行動を好んだことが過去一度もない。

 

私たちにとって自転車は、あくまで私たちの足代わりになる1つのツールなのだ。

 

旅の相棒として自転車を選んだ理由も、交通手段としてガソリンを利用しない自転車を選んだだけで、自転車旅が私たちへ与えてくれる価値観や影響力があるなんて、それまで考えたこともなかった。

 

(アフリカ大陸縦断に自転車を選んだ当時のブログはこちら自転車で旅にでる理由から。)

 

 

 

 

自転車のある暮らしをご提案

このウェブサイトでは、自転車に微塵の興味がない方から、すでに自転車の気持ち良さをご存知の方まで、
私たちの身近にある “自転車” というツールをメインに、旅やアウトドアに限らず、衣食住のあらゆる要素を取り入れながら、日常生活をよりハッピーにする小さなきっかけを作っていきます。

 

そのきっかけが自転車であれば飛び上がるほど喜びますし、そうでなくてもエリオットとハイタッチするくらい喜びます(笑)

 

さぁ毎日のルーティーンを抜け出し、一緒に日々の冒険へでかけましょう!

 

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